朝食はプールサイドのレストランでいただく。ビュッフェ形式ではないにせよ、卵の調理はお好みだし、じゃがいもやトマトをグリルしたものや、カリカリベーコンはたっぷり、トーストやデニッシュも好きなだけ。ジュースはきれいなピンク色のグァバジュースを。わりと早い時間だったのでプールには誰もいなかったけど、雨もあがってさわやかな風が吹いていたのでとても気持ち良い朝食だった。


(↑クラブ専用レストラン。奥がプール)

昨日部屋まで送ってくれたクラブスタッフ(ダルマワン氏)がホテル前でお土産物屋さんをやってるので、買い足りないものがあったので遊びに行く。えらく喜んでまたベタベタとくっつかれたり求婚されるも、適当に流して欲しかったアタ製品を30%オフで購入。それと好きなもの持ってっていいよって言ってくれたのでバロンのマグネットをひとつ記念にいただいた。

お土産物屋で働いてる22歳の若い男の子と話してたら「彼はすっごく優しくてイイ男だよ」と薦めてきたのでよく教育されてんなあって関心したり。私が煙草を何本も吸うので「煙草好きなの?」と。考えてみたらバリの男の人ってあんまり煙草吸ってる人いないなあって気づく。高いのかね。ダルマワンと外で話してたら左足に立派なタトゥーが入っててマジマジと見入ってしまった。龍とか蝶とか。友達が彫ってくれたって。私も海外で暮らすんだったらタトゥー入れたい。「バイバイ!また来年遊びに来るよ!だから来年もこのホテルで働いててね」と言うと「もし違うホテルで働いてても電話くれればここまで来るから連絡してね。好きなところにどこにでも連れてってあげる」と。内心、あぶねぇぇぇぇぇぇと思いながらも「ありがと!」と言ってさよなら。

部屋に戻り、一通り荷物を詰めてから、バリに来てはじめてのプールへ。連日雨が続いたが最終日に晴れてくれてよかった。水は多少冷たいがプールサイドでのんびりするにはちょうど良い気温だ。クラブ専用プールだったのでベッドに寝転がれば自動的に水やフルーツが運ばれてくるので何も気にせずのんびりできる。煙草も吸えるしお酒を飲みながら食事もできるステキな場所。本持ってくればよかったなあと後悔するも、あっというまに帰国時間が迫ってきて、後ろ髪をぐいぐい引かれながらプールを後に。


(↑クラブ専用プールは小さめだけど、静かでとても過ごしやすい)

部屋に戻り帰り支度をしてる最中に具合が悪くなって吐き気で動けなくなってしまった。機内食が出るまで数時間あるので少しだけでも食べておきたいのに動けず、しばらくベッドに横になる。吐き気止めの漢方があるのを思い出して胃薬と一緒に飲んだら効いてきてひと段落。ポーターに荷物を降ろしてもらい、私たちはピックアップの時間までラウンジで過ごす。オーダーを取りにきたスタッフが「あ!ダルマワンの!今日帰るの?」と言うので「朝遊びに行って来たよー。悲しそうにしてたよ」と言うと笑ってた。本当に気持ちの良いホテルステイだったから余ったお金を昨日相手してくれたクラブスタッフと私を気に入ってくれたダルマワンに渡すために手紙を書いて、彼らと仲の良いスタッフに託す。最後にベランダで煙草を吸ってたら本当にさびしくなって泣きそうになった。仲良くなった他のスタッフに「また来年来るよ」って言うたびにじゅわって。ピックアップ場所に行くと私の名前を覚えてくれた笑顔の気持ち良いスタッフがいて、「今から日本に帰るよー」と言うと彼が流暢な英語で「来年また必ず来てね」と言ってくれたのでまた泣きそうになってしまった。完全にハマっちゃったなあ。バリが好きというよりもホテルが本当に気に入ってしまって、また絶対近いうちに来てやるーって思った。

ホテルでピックアップ後、DFSで最後のフリータイム。特にすることもなくぶらぶらと時間潰し、空港へ。空港はおんぼろなのに信じられないくらいラルフのショップがあってここもまたありえんくらいの破格値。インドネシア侮るなかれ。心残りのないよう最後にミーゴレン(焼きそば)を食べて搭乗。離陸後すぐに機内食が出てきてチキンをチョイス。チキンとマカロニの炒めたのとマカロニサラダ、フルーツ、パン。ほとんど食べずに寝る。

2時間半でシンガポール空港。夜中の1時出発まで隅から隅まで隈なく見て周り、前に買って帰ったシンガポールのココナツ餅をみつけたので残ってたドルでいつくか買って福岡行きの飛行機に搭乗。