zerocalorieの方に書くのもあれなのでこっちに書きますが、結果から書くと10/6に何者かが私のネットショッピング(ヨドバシドットコム)のIDを使い8万円の腕時計を注文されていました。

私のhotmail宛てにヨドバシドットコムから商品発送のお知らせが届いたことで気がついたんだけど、受注確認メールが届かなかったことと、一旦hotmailの受信トレイを閉じて5分後に開いた時に、さっき見た商品発送のお知らせメールが跡形もなく消えていたことを考えると、hotmailにもログインして関係あるメールはあらかじめ削除していた模様。

楽天IDが使えなくなっていた件については楽天から回答が届かないのでなんとも言えないけど、カード会社で決済されてるショップが楽天にあったので、おそらく楽天IDも不正利用されていると思う。

ヨドバシドットコム、楽天の共通点は、IDがメールアドレスでパスワードが同じ。hotmailのパスワードも同じなので、パスワードさえわかればすべてにログインできる状況にあります。amazonのIDもメールアドレスでパスワードも同じなんだけど、いまのところ買い物した形跡はなし。

パスワードはとうてい予測できそうにないアルファベット6桁なんだけど、こんなもんは解析さえすれば簡単にわかるんであまり意味がない。なのでネット上にクレジットカード情報を登録している人は削除しておいた方がいいと思う。実際のところ「カード会社もショップも保険で処理するんだから使われてもヘ・イ・キ(ハート)」なんだけど、携帯ほか諸々すべてカード払いにしてたから手続き面倒だからさ。まあとにかく気分の良いもんではないので他人に使われないように最低限しとかないと、と思った。

で、内容。いまのところカード会社に送られてきてるデータでみると不正使用は3件で、

  1. 10/3決済:楽天であろうショップ(おそらくカメラ/一括)
  2. 10/6決済:ヨドバシドットコム(商品不明/分割2回)
  3. 10/6決済:ヨドバシドットコム(腕時計/一括)---商品止めたので被害なし


1.は8万円以上の高額でおそらく買ったものはカメラ。

2.と3.は同じヨドバシドットコムで買ってるんだけど私のIDで購入していたのは3.のみ。予想するに私の氏名住所電話番号、生年月日、カード情報を使って新しくIDを設定したんじゃないかと。ヨドバシドットコムにカード番号から割り出せないか聞いてみたけど当然のごとく「個人情報なんで」と冷たくあしらわれた。何をいくらで買ったのかわからないけど、2.と3.は同額。ただし3.は私のわずかなヨドバシポイントを使って8万円以下の決済にしてあった。

おそらくこれ以上の被害はないと思う。それにしても4日、5日の利用履歴がないことを思うと、勤め人が仕事中に買ってるような感じがするし組織的な犯行ではないのかなと。ただ、3.の商品配送先が東京の商品代行受取・海外発送業務を請け負ってる会社で、かつ自社でも依頼に基づいてネットで商品を買って海外に発送してくれるというのもやってる。手数料を商品代金の5%程度支払うにしてもアメリカまでの配送料金が980円〜ってのは安すぎるんじゃないかと。たまたま電話番号で検索に引っかかってきたけど、社名はめずらしいのに検索かけても上位には表示されないし、会社概要にある代表者名と住所は画像になってるから住所では検索に引っかからない。電話オペレーターはいないので基本的な問い合わせや注文はメールでしてくれ、と記載してあるのもまともじゃないなあと感じる。疑いだせばキリがないけどさ。

今回、私がIDの情報を盗まれて買った覚えのない商品の代金を請求されているわけだけど、私の立場は参考人でしかなく被害届けは出せない。実質の被害者は商品を配送した店舗でしかないので、捜査するには店舗から被害届けが出なくてはならないとのこと。ただし、大きな会社はこういうことをあらかじめ想定してて、保険に入ってるから20万そこそこの金額くらいでは被害届を出す店はないみたいだ。刑事いわく「あなたが買ってないんだったら払う必要ないし、カード会社から何か言ってきても、○○署の刑事課に相談に行きました」と言えば問題ない、と。

実際私のアリバイを調べるわけでもなく、身分証明書の提出も求められなかったわけだから、どこかの誰かと共謀してやって私が警察に相談に行っときさえすれば支払わなくていいってことになる。こういう経験を一度して警察の対応がこの程度のものとわかれば、本当に悪い人ならやるよね。

ほとんど眠らず、丸1日かけて資料集めたりあちこちに電話かけまくって被害詳細を調査したりしたのに、警察行って通されたのは薄暗ーい廊下のしょぼいベンチ。話を聞いてくれた刑事はまだ新米っぽくキャリアなのかなあと思わせる雰囲気だった。まず時系列で状況をまとめた資料とヨドバシドットコムからのメールを渡すと刑事はそれを一読し「状況はわかりました。ただ、お電話でも伝えた通りあなたは被害者ではなく参考人ですので被害届は出せません(=捜査はできません)。相談を受けたという記録はきちんと残ってますのでだいじょうぶです」で終了。ちょーーー!!!!!仕事休んでわざわざ出てったのにそれだけー!?しかもテメエが今後の参考にしたいからメール持ってきてくれって言っておいて、礼もなし!?何を聞いてもどう説明しても「管轄外だから」「私はパソコンに詳しくないので」「事件にはならないので」としか言わない。ID情報を盗まれたんですよと行っても「情報を盗まれたのは自分の管轄じゃないからもしそれが犯罪になるかどうか知りたければ(目の前にある)生活なんとか課に行って聞いてみてください」と言われ、担当者を紹介してくれるわけではない。そもそも刑事たるもの「自分の管轄外のことは知らないよーん」を連発してもいいのか?市民にしてみれば"刑事"は"刑事"で管轄なんて知ったこっちゃねえ。

もちろん刑法があって動けないのはよくわかるんだけど、日本の警察にはサイバーなんとかっていう特別グループがあるわけだから、たとえば「今回の情報はサイバーなんとかの方に回しときます」的なことを(嘘でも)言ってくれてもいいのにと思った。元々は支払義務がないことを証明できればいいなと思って行ったわけだけど、刑事の態度に納得できなくてかえって気分が悪くなった。捜査できませんの一点張りじゃ気分悪すぎる。

警察(国)がこの程度にしか考えないんだから詐欺やネット犯罪が増えるのは当然。これから先、確実にネットショッピングの詐欺は増えるよ。だって誰も損しないんだからね。

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今回、この件でトモダチと会社が力になってくれたので、ひとりで処理するよりも何倍も早く対応できてよかった。私が考えていたよりもすごく大きな事件みたいになっちゃったけど、色々調べてくれた上に警察にも付き合ってくれ(て持ってる知識をフル活用して警察に食ってかかってくれ)たトモダチに感謝だし、副支店長は話を聞いてすぐに顧問弁護士に電話してくれて相談の際も付き合ってくれたので感謝だ。誰にも相談しなかったら、たぶんカード止めて警察行って終了だったろうよ。良い勉強になったなあ。警察は善良な市民の味方じゃないってこと。ふざけんな。